子どものほうが詳しいこと

今日は子どもたちとのコミュニケーションについて書いていきたいと思います。

僕は、GIFTと並行して、家族写真の撮影を行っているため、ほぼ毎日子どもたちと触れ合います。

どのお子さんも、みんなそれぞれ個性があって、興味をもつことが全然違います。

車が好きな子もいれば、おままごとが好きな子がいて、戦隊ものが好きな子もいれば、歌のお兄さんお姉さん、好きな子がいます。まだ小さい子に「将棋が好き」とか言われると、すごくびっくりします。笑

当たり前といえば当たり前のことなんですが、大人になると、「子どもはこういうものが好きだろう」と一括りに思ってしまいがちな気がしていて、いつでも予想を超えてくる子どもたちと出会うのは、とても楽しいです。

さて、撮影では、やっぱりいい笑顔を撮りたいから、初めて会う子どもたちと仲良くなるために、子どもたちを理解したくて、いろいろ試していた時期がありました。

子どもの発達心理学を勉強してみたり、子どもが好きなアニメやおもちゃを見たり、買ってみたり。もちろん、どれも撮影にプラスになってくれましたが、子ども目線というのは、それでもなかなか難しい。

そして、いつでも本気の子供たちには(例えばアニメへの)好き度や知識は、やっぱり敵わないなぁ〜って。笑

撮影から編集、営業など、大人の時間も多くもつ僕は、けっこう大人に戻ってしまいます。笑

そんな日々を積み重ねて、すごく分かったのは、「子どもたちと仲良くなるのに大切なことは、そういう知識ではないんだな」ということでした。

もちろん、コミュニケーションをとるのに子ども目線は必要だし、子どもの成長のことを知ることも大事です。

でも、それ以上に、もっとシンプルに、その日出会った子どもたちの気持ちや興味に共感したり、話を聞いたりすることのほうが、遥かに大切なんですね。

子どもたちが知っていて、僕が知らないことだったら、素直に聞いてみれば良くて、全然ばかになんてされないです。

その子が好きなことに対して、どんなところが楽しいのか、どんなところが好きなのかを聞くと、多くの子どもたちは、ほんとうに楽しそうに話してくれます。

それこそ、止まらなくなるくらい、話してくれます。笑

そのことをふと実感したとき、すごく感動したのを憶えています。

僕ら(子どもと僕)は、いま同じ場所にいて、同じ方向へ向いてるなって、感じるときがあるんですね。『一体感がある』というのが、近い表現な気がします。

そんな経験から、今では深く考えず、1人の大人として、子どもたちと触れ合います。
その時、その瞬間を一緒に楽しめたなら、それだけで大丈夫なのだと、僕は思っています。

追記:少し別の角度からのお話として、撮影をしていて、お子さんがぐずってしまうことは多々ありますが、子どもたちの機嫌上げ下げがあるのは自然なことだし、大人がコントロールできることではないと思っています。むしろ、子どもが自分の機嫌を表現できるのは、パパやママだったり、周りの大人を信頼しているからだと捉えているので、むしろ喜ばしいことなのだと思います。

…いつも一緒のママさんは大変だと思いますが…😭笑

2020.02.12