なぜ、ぼくがGIFTをやるのか

GIFTは、ただいま絶賛広報中です。

まずは、病気とたたかう方々を対象とした撮影プラン「LIFE」を軸におき、病院や患者会などへ、告知を行っています。

さて、そこでというか、先日妻に問いかけをされました。

「このサービスをきみがやる必然性ってあるの?」

うーん。と、ケンタッキーフライドチキンを食べながら、一瞬考えました。僕の中での答えは、とても単純でしたが、それは必然性といえるのか、逡巡したからです。

世の中のサービスの流れや、人々の嗜好や動向。そういった社会的必然性を探したからです。

いま、それを、やる理由。

もちろん、そういった(社会的な意味での)理由は、さすがにいくつかあります。
でも、僕がGIFTと始めるという点について、それは真実じゃない。
そんなの、理由付けといってもいいくらいです。

そんなあやふやな必然性を語っても仕方ないなと思い、妻には自分の考えを率直に話しました。

「俺がメッセージムービー撮影を始めるのは、それがあったら、自分で使いたいサービスだからだよ。いま俺は子供がいるわけでも、癌なわけでも、癌になった家族がいるわけでもない。

それでも、きみや、自分の両親には伝えたいことがある。形にしておきたい気持ちがある。もし、俺が癌になったら、必ず残したい。

だから、俺はGIFTをやるんだよ。」

その思いが通じたのか、妻は納得してくれたようでした。

GIFTを始めるにあたって、サンプル数は、僕ひとり。

『 n=1 』

そのような考え方を、マーケティングで『n=1』呼ぶことは、この数日後に知ります(遅いですね)

僕が欲しいもの、というより、僕というひとりの人間がほんとうに使いたいと思うものを
作ろうということ。

みんなが欲しがると思えるもの、社会が必要としているものに追うには、僕には時間も、実力も、人脈も、資金も無さ過ぎる。

それに、僕は、世界のシェアを握り、世界の構造を変えるようなサービスをつくることに、もともとあまり興味がありません。

それよりも、たとえ多少、数が少なくても、その人の人生を豊かにできるようなものを
作りたいと考えています。

それは、一般的にいって賢いやり方とは言えないかもしれませんが、そこには、僕という人間の価値観や、性質に深く根ざしていると思います。

GIFTを僕がやる理由。

それは、『僕自身が使いたいサービスだから』。

客観的に考えても、このサービスを使いたいという人は必ずいると思っています。

僕がやらなくてはいけないことは、

・GIFTを使いやすいサービスにすること
・GIFTをより多くの人に知ってもらうこと

今のところ、シンプルにこの二つです。
頑張れば、どちらも可能なことなはずです。

さあ、引き続き、がんばろう。

2019.07.28